猫は、膀胱炎、尿石症、慢性腎不全・・・など
腎臓・泌尿器に関係する病気が多く見られます。
健康のことより、嗜好性を重視した食事やおやつを
与えることにより発症する場合がありますので注意してください。
これらの病気は、尿検査、血液検査、レントゲンやエコー検査で
簡単に見つけることができます。
当院では、腎不全を早期に発見できる『SDMA』という項目も
血液検査で測定することができます。
臨床症状として、頻尿、多飲・多尿、血尿、嘔吐、食欲不振、痩せてくる、
毛づやが悪い、貧血、下痢などがあります。
これら症状があるときは早めに受診してください。
さらに腎臓疾患になった場合、血圧の上昇にも注意が必要になります。
当院では、ドップラー血圧計による血圧測定を定期的に行い
高血圧のリスク軽減に努めます。
年齢を問わず糖尿病になる可能性があります。
肥満傾向で、多飲多尿、食べているのに痩せてくるなどの
症状がありましたらすぐに受診してください。
治療には、毎日インシュリンを皮下注射をするなど
飼い主さんにとっても、猫にとっても負担がかかりますが、
しっかり血糖値を管理できれば長生きできますのであきらめず
治療を行いましょう。
最近はおうちでも簡単にできる血糖測定器がありますので
それを使っていただくこともあります。
簡易血糖測定器の使い方は、以下の動画をご確認ください。
血糖測定動画は → こちら
https://www.youtube.com/watch?v=X0S5kA1-I9A
子猫の時に感染しやすい病気です。
お家に来た時に、くしゃみ、鼻水、目ヤニ、食欲不振などの症状があれば、
風邪のウイルスに感染している可能性があります。
初期の段階で治療をしっかりしなければ、一生涙目、鼻水が治らないことが
ありますので注意してください。
子猫がこれら症状を示しているときは早めに受診してください。